日本全国より山手皮フ科クリニックにご来院いただき、心より御礼申し上げます。

現在、私(院長)の初診、再診の予約、とくにイボのレーザー治療に関連する予約におきましては、非常に予約が取りづらい状況が続いていることお詫び申し上げます。これらに関してはインターネットの口コミを含め、苦情やご要望がよせられております。

以下の現状説明と一部要望への回答をさせていただきます。

ご一読いただければ幸いです。

【ご相談(初診)に関して】

現在は院長が担当するほとんどの診療内容についてWEB予約制で患者様のご相談を受け付けています。その内、イボのレーザー治療のご相談は1か月に90~100件ほどあります。

WEB予約制を導入する前は、予約なしで直接来院いただいていました。患者様もクリニック側も、その日の混雑状況がわからず、比較的空いている平日で1-2時間、土曜日で2-4時間の待ち時間となるのが通常でした。患者様に2-4時間待っていただくのは、私共にとっても大変つらいことでした。また、遠方からいらっしゃった患者様は帰りの電車、飛行機の時間を気にされていたことと思います。

待ち時間の長さには、相当な苦情が発生していて、「なぜ、予約制を取り入れないのか」とインターネットの口コミをはじめご意見をいただくことが多々ありました。

これがWEB予約制を導入した経緯です。

【イボのレーザー治療の見積り予約に関して】

WEB予約制以前は、クリニック受付と電話で見積りのご予約を受け付けておりました。

毎月初めの診療日に翌月の予約を開放していたのですが、1日、2日で全ての予約が埋まってしまうため、その2日間に電話ができない方は予約をとることができませんでしたし、空き状況の確認もクリニックに電話またはご来院いただかなければできませんでした。

とくに毎月1日は予約が殺到し電話がつながりませんでした。このような状況では患者様は電話より、直接来院することを選ばれます。毎月1日には、お見積り予約の患者さんが外階段の踊り場まで並ばれていました。

WEB予約制を導入したことで、クリニックに電話あるいはご来院いただかなくてもイボのレーザー治療の見積りの空き状況は確認いただけるようになりました。電話あるいはご来院いただかなくても予約がお取りいただけるようになりました。

【イボのレーザー治療の見積りの当日受付ができない理由】

イボのレーザー治療の見積りの予約枠数はひと月あたり55~60件に設定しております。

“見積もり”は単に診察室で個数を数えるのではありません。あらかじめ、ベットのある部屋を予約時間に確保し、1件を実施するのに、職員1名が30分~1時間ほどかけて対応いたします。

従いまして、予約なしでクリニックを受診され、「待ってもよいので見積りを」というご要望には対応できないことをご理解いただきたいと思います。

また、イボのレーザー治療は私が一人で治療をおこなっております。当院でおこなわれるイボのレーザー治療は私のレーザーの技量によるもので医師であれば誰でもできるという治療ではありません。私はほかにも(イボのレーザー治療以外の)診療、治療をおこなっていますので、イボのレーザー治療に限らず、治療できる患者様の数は限られております。

【患者様のご要望に関しての回答】

ご要望1:予約枠開放時刻が深夜0時は遅すぎるので変えてほしい。

2022/11/30 回答変更)再度検討いたしましたが、イボのレーザー治療見積りの予約のみ受付時間ならびに受付方法を変更する予定はありません。『多発したイボ』のご相談に限らず院長外来は非常に予約が取りづらい状況が続いております。当院への受診をご検討の方は、予約の受付時間ならびに受付方法(毎日0時に28日先の予約枠が数件開放される)について、あらかじめご了承いただきますようお願い申し上げます。

ご要望2:イボのレーザー治療相談の予約が容易になるように、専用に予約枠をつくってほしい。

回答)院内で、検討いたしました。シミュレーションをおこなった結果、イボのレーザー治療相談の患者様のみ別の予約枠を設定した場合、選択可能な時間や予約枠数が反対に制限されることになるとわかりましたので、現在の予約システム内でイボのレーザー治療相談の予約をおこなっていきます。使用する予約システム自体は同じなので、現在の不便さがイボのレーザー治療初診の際にも生じることになります。

2022/11/30 追記)再度検討し、2023年2月から『多発したイボ』のご相談は、院長外来の診療項目ではなく『多発したイボ カウンセリング』として予約を承ります。予約システム構築のため2022年12月4日(日)~2023年1月8日(日)まで、『多発したイボ』の新規ご相談の受付を停止いたします。院長外来の診療項目から切り離したとしても、『多発したイボ』のご相談をご希望の方が非常に多いため、初診から予約困難な状況が続くことが予想されます。当院の受診をご検討の方は、あらかじめご了承願います。

ご要望3:イボのレーザー治療相談の予約が容易になるように、イボのレーザー治療初診の受付制限をおこなってほしい。

回答)イボのレーザー治療初診の受付制限はいたしません。ただし、2022年11月から(レーザー治療初診を含む)院長外来初診枠を平日2件、土曜3件減らしています。イボのレーザー治療の新規相談を一時的に停止することも検討いたしましたが、ご要望のもっとも多い診療内容であり現状を維持いたします。

2022/11/30 追記)ご要望2の回答追記の通り、予約システム構築のため2022年12月4日(日)~2023年1月8日(日)まで、『多発したイボ』の新規ご相談の受付を停止いたします。『多発したイボ カウンセリング』予約枠の開始後は当面の間、『多発したイボ』のご相談の新規受付停止の予定はありません。

【最後に】

WEB予約導入の是非ですが、私は導入してよかったと思っております。

この制度の導入によって、とても空いている時間、すごく混んでいる時間がなくなり、患者様の受診数は平準化されました。結果、私は以前より多くの患者様の診察と治療がおこなえるようになりました。しかし、もっとも大きかった効果は、私がおこなうすべての診察を治療において、患者様の待ち時間が大幅に短縮したことです。

繰り返しになりますが、院長担当する診療内容の診察ならびに治療、とくにイボのレーザー治療見積りは非常に予約が取りづらい状況が続いておりますことをお詫び申し上げます。

当院といたしましては、今後ともできるところは改善し、できる限りの努力をしていく所存です。

2022年11月9日

山手皮フ科クリニック 院長 豊福一朋