更新日:2022.10.16/公開日:2017.3.7
このコンテンツは山手皮フ科クリニック 院長 豊福一朋が100%オリジナルで書いています。
院長の経歴はこちらをご覧ください。
脂漏性角化症(老人性イボ)
脂漏性角化症は別称「老人性イボ」と呼ばれます。手でさわる、あるいは拡大鏡で見ると、わずかに盛り上がったシミです。老人性イボという名がついたのは、中年以降の人の顔面、頭部、体幹にでき、一見イボに見えるからです。イボ状の皮膚良性腫瘍です。
医学的には「イボ」、「ウイルス性イボ」は尋常性疣贅、扁平疣贅、尖圭コンジローマの3つを意味します。「イボ」はヒト乳頭腫ウイルス(HPV)の感染でおこります。脂漏性角化症は「老人性イボ」といわれますが、ウイルスによって起こるものではないので、正確には「(ウイルス性)イボ」ではありません。
脂漏性角化症は皮膚良性腫瘍ですので、イボコロリなどの市販薬で治るものではなく、自分で取る、自分で治すことは難しいと考えています。
脂漏性角化症は普通のシミより日光によるダメージが強いので盛り上がっています。通常のQスイッチレーザー、ピコレーザーのみで治療するとそもそも取れなかったり、しばらくして再発することがあります。「シミを治療したけど、取れなかった」、「数年したらまた同じ場所にシミがでてきた。」といった場合、そのシミは脂漏性角化症の可能性があります。当院では脂漏性角化症はスイッチレーザーとスキャナ付き炭酸ガスレーザーの2種類のレーザーを使って治療ています。
他院でレーザー治療しても取れなった、再発したというシミでも当院は治療できますので、ご相談ください。
4.山手皮膚科クリニックでの治療法:スキャナ付き炭酸ガスレーザーとQスイッチ・レーザー併用
脂漏性角化症の症状
脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)(別名:老人性いぼ)は早ければ30歳代から、主には40歳以降に出現し、加齢とともに増える皮膚の良性腫瘍です。80歳以上ではほぼ全員にあり、皮膚の老化現象のひとつとされています。別名、老人性疣贅、老人性いぼといいますが、通常のいぼ(尋常性疣贅)のようにウイルスが原因でおこるのではありません。したがって、人に移ることはありません。
脂漏性角化症は、顔面、頭部、前胸部、上背部などの日光露出部によくみられますが、脇の下、脇腹、腹部、鼡径部(股)、陰部、大腿(太もも)など日に当たらない部分にも発生します。掌蹠(手のひら、足の裏)にはできません。
色は褐色調から黒色です。大きさは直径数mmから2~3cmくらいで、ややもり上がっています。平坦に見えても拡大鏡で見るとわずかにもり上がっているのが特徴です。
通常は掻痒(かゆみ)や疼痛(痛み)はありませんが、たまにかゆみがあります。大きくなるときにかゆみが出ることがあります脂漏性角化症は自然に消えることはありませんし、悪性化して癌になることもありません。
脂漏性角化症が、全身に短期間に多数出現し、掻痒(かゆみ)を伴う場合はLeser-Trélat(レゼル-トレラ)兆候と呼ばれ、内臓に悪性腫瘍(癌)がある可能性があります。
30歳代の女性のシミ(老人性色素斑):
平坦な単発のシミで老人性色素斑です。長年放置すると盛り上がってきて、脂漏性角化症になることがあります。
40歳後半の女性の脂漏性角化症(老人性イボ):
上眼瞼のシミはわずかにもり上がった脂漏性角化症、頬部のシミは平坦な老人性色素斑です。脂漏性角化症は老人性色素斑から移行したものでしょう。
50歳代男性の脂漏性角化症(老人性イボ):
写真中央(右外眼角)のは、かなり盛り上がった典型的な脂漏性角化症です。左下のシミはわずかに隆起した初期の脂漏性角化症です。ほかに直径1~2mmの脂漏性角化症が顔全体に散在しています。
60歳代男性の多発した脂漏性角化症(老人性イボ):
顔全体に直径5mm前後の脂漏性角化症が多発しています。ゴルフが趣味で日焼け止めを使用していなったとのことでした。
60歳代男性の大きい脂漏性角化症(老人性イボ):
直径10~20mmの脂漏性角化症が散在しています。野外スポーツをよくされていて、日焼け止めをつかっていなかったそうです。
2.脂漏性角化症の原因
顔、手足のシミは、長年日光にさらされることによって、日光に含まれる紫外線によって皮膚の表皮基底細胞の遺伝子に異常が起こったことが原因です。異常がおこった表皮基底細胞は増殖して皮膚表面から盛り上がるようになり、表皮の色素細胞を刺激して大量のメラニンをつくらせて、濃い色の”シミ”になるわけです。したがって、一般にいう”シミ”は”平坦なシミ”と”もり上がったシミ”に分けることができ、”平坦なシミ”は”老人性色素斑”、”もり上がったシミ”は”脂漏性角化症”と言えます。
紫外線と皮膚の老化が原因となるので、以下のような方は注意が必要です。
- 野外でスポーツや仕事をしている人。
色白の女性で外出中に化粧や日焼け止め(サンスクリーン)を使わない人
日焼けサロンに行く人脂漏性角化症の予防
予防は顔、手足に関しては紫外線を避けることです。野外のクラブ活動、スポーツ、作業時にはサンスクリーンの使用は必須です。
顔、手足以外の日光にさらされない部位の予防法は残念ながらありません。
3.脂漏性角化症の治療
液体窒素、電気メスでの切除、電気焼却、IPL(フォトフェイシャルなどの光治療)、炭酸ガスレーザー、Qスイッチ・レーザーなどが使われています。
イボ(疣贅)ではないので、漢方薬であるヨクイニンの内服は効果ありません。また、市販のイボコロリ、皮膚科で処方されるオキサロール軟膏、トレチノインも効果がありません。
ドライアイスでの冷凍は脂漏性角化症の基底部(底の部分)まで凍らせることができないので効果がほとんどありません。
皮膚科以外の診療科ではハサミで切除することもあるそうですが(?)、これも基底部が残り再発します。そもそもハサミで切除できないと思います。
1)液体窒素による冷凍凝固治療
皮膚科クリニックであれば、ほとんどのところでできる治療法です。保険適応で安価です。脂漏性角化症を冷凍凝固して異常な表皮細胞を破壊して除去します。治療時と治療後に痛みがあります。軽く冷凍すると再発、強く冷凍すると瘢痕が残るので経験が必要です。治療部位には半年から2年程度、炎症後の色素沈着が残ります。顔面の治療だとこの炎症後色素沈着が美容上の問題となります。
2)電気メスでの切除、電気焼却
脂漏性角化症の組織を薄く表皮からはぎ取ったり、焼却する方法です。浅く削ると再発、深くけずると瘢痕を残す危険性があります。電気メス、電気焼却で治療している皮膚科が少ないのが実情です。
3)IPL(フォトフェイシャルなどの光治療)
強い光を照射すると、光が脂漏性角化症の黒色のメラニンに反応して熱を発生して細胞に損傷を与えます。わずかに盛り上がった程度の脂漏性角化症は治療可能ですが、取れ残りが多い印象があります。0.5mm以上盛り上がると効果がありません。いったん消えても半年から1年程度で再発することも多く、治療効果は不十分です。
4)炭酸ガスレーザー
もり上がりの程度に関係なく脂漏性角化症をきれいに蒸散させることが可能です。治療後の色素沈着が起こる期間は液体窒素での治療に比べ短く数ヶ月です。ほとんどの脂漏性角化症は治療可能です。脂漏性角化症は基底部(底の部分)の異常な表皮基底細胞まで取り除く必要がありますので、皮膚の深い部分まで細胞を蒸散させると、治療後に瘢痕が残る危険性があります。基底部に細胞が残った場合は、数ヶ月から数年(長い場合5年)して再発することがあります。
5)Qスイッチ・レーザー
YAG(ヤグ)、アレキサンドライト、ルビーをつかったQスイッチ・レーザーは隆起の程度の軽い脂漏性角化症であれば、十分に治療できます。色素のある部分を完全に除去することが可能で、治療後の傷が残らないのが最大の利点です。YAG(ヤグ)、アレキサンドライト、ルビーそれぞれ特性がありますが、どれも治療効果は十分です。隆起の程度が強い厚みのある脂漏性角化症は、表皮基底細胞が残ってしまい、治療が難しいことがあります。基底部に細胞が残った場合は、数ヶ月から数年(長い場合5年)して再発することがあります。
脂漏性角化症再発例:
5年前にQスイッチ・レーザーのみで治療して、いったんは消失しました。3年後に再発、その後範囲が拡大して、このようになっています。脂漏性角化症はQスイッチ・レーザーのみでは再発の可能性があり、スキャナ付炭酸ガスレーザーと併用して治療するといいです。
6)ピコレーザー
アレキサンドライトのピコレーザーはシミ治療の有効ですが、脂漏性角化症はほとんど効果がないようです。
4.山手皮膚科クリニックでの治療法:スキャナ付き炭酸ガスレーザーとQスイッチ・レーザー併用
当院では、炭酸ガスレーザーとQスイッチ・レーザーの双方の利点を利用して治療します。厚みがあっても炭酸ガスレーザーで蒸散させて、基底部に残った脂漏性角化症の細胞をQスイッチ・レーザーで破壊することができます。治療部が傷になる可能性は極めて低く、再発の確率はゼロの近いといえます。炭酸ガスレーザーはスキャナ付きの機器を使うことで、よりいっそう、きれいに脂漏性角化症を消すことが可能です。
使用するレーザー
スキャナ付き炭酸ガスレーザー・コア
盛り上がった脂漏性角化症は最初に薄く削ります(実際は蒸散させる)。
厚生労働省の承認機器です。
Qスイッチレーザー
炭酸ガスレーザーのみでは、皮膚にまだ脂漏性角化症の原因となる細胞が残っています。
残存細胞を除かないと数年後に再発することになります。
Qスイッチアレキサンドライトレーザーで、残存して細胞を破壊します。
厚生労働省の承認機器です。
治療の手順
1)頬部のわずかにもり上がった脂漏性角化症に局所麻酔の注射をおこないます。歯科治療で使う麻酔と同じです。
2)スキャナ付き炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)で脂漏性角化症を浅く蒸散させます。
3)スキャナ付き炭酸ガスレーザー治療後には痂皮が残ります。
4)痂皮をふき取った状態です。これでほとんどの脂漏性角化症の細胞は蒸散しましたが、それでも見えない脂漏性角化症が残っています。
5)見えない脂漏性角化症の細胞をQスイッチ・アレキサンドライトレーザー(ALEXレーザー)にて破壊します。
6)レーザー照射後、見た目は変わりませんが、見えない残存した細胞が破壊されています。
7)治療部位にはビジダームテープという創傷保護剤を2週間貼ります。
治療時間は麻酔の時間を除き5分程度です。実際は麻酔後の待ち時間、治療後の傷の手当の説明時に時間を要します。
治療後の経過
一過性の炎症後色素沈着
レーザー治療後から上皮化が完了するまで2週間かかります。上皮化とは皮膚の表面の傷が完全に修復されることです。
上皮化すると脂漏性角化症があった部位はピンク色の新しい皮膚になっています。その後、ほとんどの人では炎症後の色素沈着がはじまります。お湯で火傷を負ったことがある方は、火傷のあとが茶色の皮膚になった経験をされたと思います。皮膚はいったん炎症が起こると、一過性に色素沈着がおきます。通常は上皮化後1~3週ではじまり、色の濃さのピークは1~1.5ヶ月ごろです。その後、徐々に色が薄くなり、早い人で3ヶ月、普通は3~6ヶ月で消失します。
長い人は1年かかることがあり、まれに1.5年かかることがあります。炎症後色素沈着は脂漏性角化症が浅いほど、皮膚の色が薄いほど短い時間で消える傾向にあります。脂漏性角化症に厚みがあった部位、色黒の人、日焼けしている人は炎症後色素沈着が濃く、消えるまでに時間が長くなる傾向があります。
炎症後色素沈着が濃く出る傾向にある人
- 脂漏性角化症が大きい
- 脂漏性角化症に厚みがある
- 生まれつき肌の色が濃い
- 日に焼けている
- ピルと内服している
色素沈着への対応
治療終了からトラネキサム酸の内服を処方します。トラネキサム酸は皮膚の炎症を和らげ、炎症後色素沈着を軽くします。肝斑の治療にも使われる内服剤です。ハイドロキノンという美白外用剤を使うことがあります。
5.症例
症例1
60歳代女性です。鼻のシミの除去目的で来院されています。診断は鼻背の脂漏性角化症です。局所麻酔の注射のあとスキャナ付き炭酸ガスレーザーとQスイッチ・レーザーを照射しました。
治療回数1回、通院回数3回(治療時、2週間後経過観察、2か月後経過観察)。治療にかかった費用:¥35,640
症例2
50歳代の女性です。頬部のシミの除去目的で来院されています。シミはかなり盛り上がった脂漏性角化症です。このくらい盛り上がると、Qスイッチ・レーザーのみでは治療は無理です。また炭酸ガスレーザー単独では浅く蒸散させると再発率が高くなりますし、深く蒸散させると瘢痕を残します。局所麻酔の注射のあとスキャナ付き炭酸ガスレーザーとQスイッチ・レーザーを照射しました。
治療回数1回、通院回数3回(治療時、1週間後経過観察、3か月後経過観察)。
治療にかかった費用:¥25,920
症例3
50歳代の女性です。顔のシミの除去目的で来院されました。局所麻酔の注射のあとスキャナ付き炭酸ガスレーザーとQスイッチ・レーザーを照射しました。
照射回数1回 来院回数4回(初診時、治療時、治療1か月後、4か月後) レーザー照射費用(2箇所)\61,900,その他の費用※\13,920,合計\75,820
※その他の費用の内訳:
初診料\3,300,再診料(3回)\4,950,薬剤費(軟膏、鎮痛剤など)\1,380,トラネキサム酸内服(60日分)\2,640,ビジダームテープ\1,650
症例4
60歳代の男性です。顔のシミの除去目的で来院されました。顔面すべてに脂漏性角化症(個数200個以上)が多発しています。局所麻酔剤含有クリームを60分間顔全体に塗って、治療直前に大きい脂漏性角化症に対して麻酔の注射をおこないました。1つ1つにスキャナ付き炭酸ガスレーザーとQスイッチ・レーザーを照射しました。写真は顔面右半分ですが、全顔を治療しました。
照射回数1回 来院回数4回(初診時、治療時、治療1か月後、6ヶ月後) レーザー照射費用(全顔)\275,000,その他の費用※\19,090,合計\294,090
※その他の費用の内訳:
初診料\3,300,再診料(3回)\4,950,照射時:眼球保護コンタクトレンズ使用費\2,200, 麻酔クリーム代\3,300,薬剤費(軟膏、鎮痛剤など)\1,380,トラネキサム酸内服(90日分)\3,960
症例5
60歳代の男性です。顔のシミの除去目的で来院されました。局所麻酔剤含有クリームを60分間顔全体に塗って、頬部にはさらに麻酔の注射をおこないました。1つ1つにスキャナ付き炭酸ガスレーザーとQスイッチ・レーザーを照射しました。
照射回数1回 来院回数3回(初診時、治療時、治療1か月後、)レーザー照射費用(全顔)\330,000,その他の費用※\21,540,合計\351,540
※その他の費用の内訳:
初診料\3,300,再診料(3回)\4,950,照射時:眼球保護コンタクトレンズ使用費\2,200, 麻酔クリーム代\3,300,薬剤費(軟膏、鎮痛剤など)\2,180,トラネキサム酸内服(90日分)\3,960, ビジダームテープ\1,650
6.脂漏性角化症レーザー治療のながれ
● 治療開始までに2回のご来院が必要です。当院は方針として、全てのレーザー治療、美容施術において初診での来院時に治療をおこなうことはありません。改めてご来院いただくこととしております。
● 過去に当院にて初診・初回相談または治療をお受けになられたことがある患者様において、初診または最終治療のいずれか直近の日付から1年を経過している場合、再度初診の診察から治療開始または治療再開となります。
①予約
診察はすべてWEBからご予約をお取りいただく予約制です。クリック受付ならびにお電話では予約の受付はいたしておりません。
「予約サイト」へいき、選択メニューボタン
から 「顔の「シミ・ソバカス・脂漏性角化症」のご相談 を選択ください。
①初診・初回相談(来院1回目)・再相談
- 顔に存在する脂漏性角化症の初回カウンセリングのご予約は、WEB予約サイトにておとりいただけます。初回カウンセリング料は3,300円です。。
- 再相談はWEBからご予約をおとりいただく『院長外来』の対象メニューです。
- 自費診察料は1,650円です。カウンセリングにて治療方法と費用のお見積りをいいたします。後日の治療となります。
②治療
- 予約をおとりいただき、後日の治療となります。
- 全顔の治療、広範囲、多数の治療では電話またはクリニック受付にてご予約を承ります。
痛み対策(麻酔)
脂漏性角化症が数個の場合
局所麻酔薬(キシロカイン注射液)を注射して麻酔します。
治療する脂漏性角化症の数が多いとき
レーザー照射時に痛みがあるのはつらいものです。山手皮フ科クリニックでは麻酔クリームを使用しています。
麻酔が効くまで約1時間お待ちいただきます。
脂漏性角化症に厚みがある場合、眼瞼にある場合は麻酔注射をいたします。
7.脂漏性角化症レーザー治療料金
脂漏性角化症レーザー治療料金はこちらをご覧ください。
脂漏性角化症レーザー治療の概要
診療区分 | 自由診療 |
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照射出力等 | Qスイッチレーザー 7~18J/c㎡ 炭酸ガスレーザー 1~10mJ/c㎡ |
治療期間及び回数 |
治療回数は1回 |
施術によるリスク・副作⽤ | 照射に際しては局所麻酔含有クリームあるいは麻酔注射剤を使用します。 治療後、照射部位は炎症がおこります。 治療部位は痂皮、びらんになり、上皮化するまで2週間かかります。 |
施術に要する費⽤(レーザー照射料金のみ) 別途診察料金、抗生剤などの費用が必要。 |
部分照射(5×5mm) ¥11,000 部分照射(10×10mm)¥33,000 全顔照射 ¥132,000~¥550,000 |
承認区分 | 炭酸ガスレーザーコアとALEXレーザーは国内承認機器です。 |
注)治療には、国内未承認医薬品または医療機器を用いた施術が含まれます。
治療に用いる医薬品および機器は当院の医師の判断の元、個人輸入の続きをおこなったものです。
個人輸入において注意すべき医薬品等についてはこちらをご参照ください。
https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/kojinyunyu/050609-1.html