山手皮膚科クリニックのレーザーフェイシャル
- 1.レーザーフェイシャルについて
- 2.レーザーフェイシャルをお受けいただけない方
- 3.回数・間隔
- 4.料金
- 5.施術の流れ
- 6.硬毛化について
- 7.肝斑について
- 8.日常生活について
- 9.レーザーフェイシャル注意事項
- 10.看護師施術全般注意事項
- 11.予約について
1.レーザーフェイシャルについて
メラニンへの吸収がよい755nmの波長のアレキサンドライトレーザーを高いエネルギー密度で皮膚に照射することで、毛や表皮に存在する存在するメラニンにレーザー光が吸収されて熱を発生し、その熱により毛包に隣接する脂腺を損傷させます。また、脱毛効果も得られ皮膚の清潔が保たれやすくなります。これらの作用により、炎症やニキビができにくい状態に肌質を改善します。当院のレーザーフェイシャルは看護師が行います。
2.レーザーフェイシャルをお受けいただけない方
妊娠中の方、光線過敏症の方、抗リウマチ薬(金製剤)内服歴のある方、イソトレチノイン内服中の方および内服終了から1か月を経過していない方は、レーザーフェイシャルをお受けいただけません。説明同意書の提出をもって該当しないことの申告となります。
3.回数・間隔
- 個人差がありますが、治療開始から1か月間隔でおこない、効果がみられるまでの回数は3~5回程度です。
- ニキビが減少してきたら、急なニキビの多発や悪化を予防するため2~3か月間隔で継続を推奨しています。
4.料金
当院ホームページ料金のご案内にてご確認ください。
5.施術の流れ
- 予約日前日の夜または当日の朝に、顔の毛を剃ってください。
- ヒゲの剃り残しがあると脱毛効果の低下に加えレーザー照射時の痛みが増します。また、熱傷の原因にもなりますので、剃り残しがないようにしてください。また、ヒゲ以外の産毛も剃ってきてください。
- 患者様ご自身での剃毛が不十分で看護師による剃毛が必要な場合は、剃毛料金1,100円をいただきます。
- 当院で使用する脱毛レーザーの米国キャンデラ社製GentleMax Pro(ジェントルマックス プロ)とGentleLase Pro(ジェントルレース プロ)は、ダイナミッククーリングディバイス(DCD)という冷却装置を搭載しており、レーザー照射の直前に冷却ガスを皮膚表面に吹き付けてレーザー照射時の痛みを緩和します。しかしながら、男性のヒゲ部分では、レーザー照射時の痛みが非常に強いため、安全かつ効果的に脱毛を行うためにクリームタイプの表面麻酔を使用していただきます(麻酔方法は別紙にてご案内いたします)。なお、男性のヒゲ部分以外は麻酔なしでの実施となります。
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6.硬毛化について
硬毛化とは、レーザーフェイシャルに使用するロングパルスレーザーの照射により脱毛または減毛となるはずの箇所に、元の毛よりも濃く太い毛が生じる現象のことです。顔面・頸部への照射の場合、下顎部、エラ周囲、首が後発部位となっており、数%の割合で起こりえます。明らかな原因が分かっていないため事前に硬毛化が起こることを予測することは難しく、どなたにでも硬毛化が起こる可能性があります。当院では硬毛化が起きた場合、硬毛化した部分へのレーザー照射を一定期間避ける、他の部分より高いパワーで密に照射する等して対処しております。
7.肝斑について
レーザーフェイシャルで使用するロングパルスアレキサンドライトレーザーの照射によりこれまで目立たなかった肝斑が顕在化または悪化することがあります。当院では肝斑の顕在化または悪化がみられた時点で、トラネキサム酸の内服をおすすめしています。すでに肝斑が濃く存在する場合はレーザーフェイシャルの効果が乏しいことに加えさらに肝斑を悪化させるおそれがあるためレーザーフェイシャルをお受けいただけません。
8.日常生活について
洗顔・シャワー | 入浴 | 基礎化粧品 | 化粧 | 飲酒 | 運動 |
当日から可能 | 翌日から可能 | 直後から可能 | 直後から可能 | 当日から可能 | 当日から可能 |
9.レーザーフェイシャル注意事項
- 他の医療機関やエステサロンでの施術歴の有無に関わらず、使用機器およびパワー設定について患者様のご希望による設定調整はいたしかねます。
- 顔の毛とニキビの炎症の場となる脂腺を熱損傷するため、レーザーフェイシャル直後から3日間程度は毛穴を中心に炎症がおこり、ニキビが悪化したように見えます。レーザーフェイシャル後の炎症は通常自然に消退しますが、痒みや赤みが1週間以上続く場合は当院を受診してください。
- レーザーフェイシャル治療期間中は、他の医療機関やエステサロンでの脱毛および顔の毛抜きやワックス脱毛をお控えください。
- テープ保護の有無に関わらず、ホクロ上にレーザー照射を行うとホクロの色が薄くなっていきます。
- レーザーフェイシャルの効果は、脂腺の活動性抑制と脱毛効果で得られる皮膚の清潔により細菌感染がおこりにくくなることでニキビができにくい皮膚状態となることです。ニキビが全くできない皮膚状態にすることが治療目標および治療効果ではありません。
- ニキビ治療で最も重要なことは、外用薬(塗り薬)を使用することです。レーザーフェイシャルは外用薬との併用で最も高い効果が得られます。
- レーザーフェイシャルは赤いニキビ跡に効果はありません。赤いニキビ跡は時間の経過とともに消退していきます。新しいニキビを予防することが赤いニキビ跡を最短でなくす最も効果的な方法です。
10.看護師施術全般注意事項
- 肝斑、過度の日焼け、湿疹、皮膚炎、炎症の強いニキビ(レーザーフェイシャルを除く)、傷、カサブタがある箇所への照射はできません。
- 安全に施術を行うために、治療期間中は日焼けを避け、日中外出時には必ず日焼け止めを使用してください。
- 日焼けをした後や大事なご予定がある前は最低2週間あけて施術をお受けになることをおすすめします。
- 術前・術後3日間は施術部位へのトレチノイン、アダパレンおよび過酸化ベンゾイル含有のニキビ治療外用剤、ピーリング石鹸の使用を中止してください。
- 術後3日間はハイドロキノンの使用を中止してください。
- プロテーゼ挿入部分直上の皮膚には照射はできません。
■当院治療後、治療範囲に生じた異常(水疱形成・赤み・腫れ・痒み・痛み)や、ご心配なことがある場合は速やかにご連絡いただき当院を受診してください。自己判断で異常発生より1週間異常放置された場合、適切な処置が行えない場合があります。 ■治療における患者様の治療効果への期待は様々です。さらに治療における患者様の皮膚の反応も様々です。医療には多くの不確実、不確定の要素が含まれており、医療行為および医療行為の結果に確実性はありません。したがって、治療に際してはこの点をご理解いただき、治療効果にご満足いただけない場合でも、すでに実施された医療行為の治療費の返金はいたしておりませんのであらかじめご了承ください。 ■治療方法、治療のながれ、治療後の処置は、将来において変更となる場合があります。説明同意書交付後に治療方法、治療後の処置に変更が生じた場合は、改めて新しい説明同意書への署名と提出をお願いいたします。 ■説明同意書に表示されている金額は同意書提供時の価格であり、すべて消費税を含みます。将来において変更となる場合があります。 |
11.予約について
- 予約の受付、変更・キャンセルは、電話、LINE公式アカウント、予約サイトから承ります。
- ご予約の変更・キャンセルは予約日の2日前までに手続きをおこなってください。なお、休診日は電話での予約対応を行っておりません。
- 予約に関する詳細は「看護師施術予約規約」をご確認ください。
- 予約日の前2か月間に当院および他の医療機関、またはエステサロン等にて美容施術を受けている場合、施術内容に応じて間隔をあけていただく必要があります。必ず予約前に当院施術が可能となる時期についてお問い合わせください。
- カウンセリングおよび経過診察または最終施術のいずれか直近の日付から1年経過したのち、治療開始または治療再開をご希望の場合は、施術のご予約前に再度医師のカウンセリングが必要です。
以上